審査員
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芹沢 高志
P3 art and environment統括ディレクター
1951年東京都生まれ。生態学的地域計画の研究に従事したあと、1989年、P3 art and environmentを設立。以後、現代美術、環境計画を中心に、数多くのプロジェクトを展開する。さいたまトリエンナーレ2016ディレクター。デザイン・クリエイティブセンター神戸センター長。秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科客員教授。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、『別府』(別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」実行委員会)など。
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高橋 大輔
探検家
1966年秋田市生まれ。「物語を旅する」をテーマに世界各地に伝わる神話、伝説などの伝承地にフィクションとノン・フィクションの接点を求めて旅を重ねる。2005年ナショナル ジオグラフィック協会(米国)から支援を受けた国際探検隊を率い、実在したロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。著書に『ロビンソン・クルーソーを探して』(新潮社)『浦島太郎はどこへ行ったのか』(新潮社)など。「クレイジージャーニー」(TBS)「無人島0円生活」(テレビ朝日)「剱岳の謎に挑む」(NHK)などTV出演も多数。
写真: ©竹井俊晴
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高嶺 格
美術家/秋田公立美術大学 教授
1968年鹿児島県生まれ。1993年から4年間にわたって「ダムタイプ」のパフォーマーとして活動。身体障害者とのコミュニケーションと性を題材とした映像作品《木村さん》(1998)、自身の恋人との関係を起点に、在日韓国人をめぐる差別的な感情の問題にふれた《在日の恋人》(2003)など、現代社会に潜む諸問題をテーマとしたパフォーマンス、映像、インスタレーションなどの多様な表現を展開している。美術作品の傍ら、舞台作品や舞台のコラボレーションも数多く手掛ける。
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山城 大督
美術家/映像作家
1983年大阪府生まれ。映像の時間概念を空間やプロジェクトへ応用し、その場でしか体験できない《時間》を作品として展開する。2006年よりアーティスト・コレクティブ「Nadegata Instant Party」を結成し、市民参加型プロジェクトを全国各地の美術館、芸術祭で発表。インスタレーション作品《VIDERE DECK / イデア・デッキ》が第18回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品受賞。主な展覧会に森美術館「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」。京都造形芸術大学客員教授。
写真: ©Nobutada OMOTE